本年も宜しくお願い申し上げます。

平成21年1月 代表取締役 小野利廣
平成21年所信

 干支というのは占いではない。人間の世の出来事・変化・推移を干支60の範疇に分けて、経験的に帰納して結論を出したものである。
 平成20年の戊子は「いろいろな問題が続出すると同時に、これを剪定し、無駄を省き、簡略にしないと、国家を危殆に陥らせる虞がある」ということであった。
 平成21年は己丑である。
 己は乱れを正しておさめる、すなわち紀であり、丑は曲がっていたものを伸ばし、始める・結ぶ・掴む・やしなうの意である。
 だから、戊子が示した混乱・抗争を、節を通して紀律し、整え、養う年と言えるのではなかろうか。政界、金融界、経済界のみならず、国民全般の覚悟を求められる年と言えると思う。
 これは(財)立教志塾顧問渡邉五郎三郎先生の文である。
「偽」や「変」をいつまでも続けているわけにはいかないのである。農業も食の安全安心・自給率問題解決に方向を決める時であるし、建設産業も安全安心の確保のために、地域振興に方向を決めるべき時である。安全や品質よりも価格競争によって、従業員賃金を下げ、材料・下請けにしわ寄せをしているようでは地域社会の富の蓄積にはならない。偽の価格競争である。本来の地域の基幹産業に再生しなければならない。自分のためにではなく社会のためにどうあるべきかがその基本である。
 そのためにも、
    目先の利害に捉われずに長期的に見る
    自分の側からだけでなく相手方や第三者の立場からも含めて多面的に見る
    派生する枝葉末節に惑わされずに基本的に見る
 ことを念頭に事に処していきたい。
 顧客の利益を考え、平凡なことを非凡に行なうという原点を一人一人が徹底し、確実な仕事を行なっていきたい。