小野組を起業して120年、「福島県南土建工業株式会社」を設立して、今年は80年目を迎えるこことなりました。120年は人の一生より少し長い程度、80年は一生にも満たない程度ですが、人の一生と同様山あり谷あり、多くの人たちに支えられ企業継続をしてまいりました。
企業継続の上で、必ず危機的状況はあります。それをどう乗り越えていくか、それが企業の力ということになります。
人の一生にもありますが、人は経験や知識によってそれを乗り越えていきます。
企業は、何世代にもわたりますので、経験ということが活かされることは稀です。しかし、危機を乗り越える力は、世代から世代へと伝えることができ、それが企業の歴史を作っていくものと考えます。
東日本大震災以降、地元建設産業は地域の安全を守る危機管理産業と位置付けられました。少子人口減少社会で人材確保も容易ではありませんが、増大する自然災害に対応し、地域住民を守る使命があります。そのためにもより効率的な維持管理も求められ、インフラメンテナンスの技術向上と手法なども検討されています。
私どもは、社是の
「朝は希望に目覚め 昼は報恩に働き 夜は感謝に臥す」
品質方針の
「平凡なことを非凡に行なうことによって、顧客の満足と信頼を確立する」
との、会社が人を育て、人が会社を育てるという基本で進めていきたいと思っています。
私どもはこれを機に、過去の歴史を見つめ直し、社員が喜び、顧客に喜ばれ、地域に喜ばれる会社運営にあたる所存です。
関係皆様に感謝申し上げるとともに、一層のご指導、ご助力をお願いいたし、ご挨拶といたします。
令和6年6月14日
福島県南土建工業株式会社
代表取締役 小野利廣
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